スイスの春 羽田からジュネーブ

ゴールデンウィークにスイス西部の都市ローザンヌに住む友人を訪ねました。

羽田からジュネーブ

羽田空港からANAでヒースロー空港、SWISSでジュネーブ空港GVAへ至る15時間半の旅程。

もともとはもう少し短い時間の旅程だったけれど、出発の1か月前に航空会社のスケジュール変更で乗り換え不可能な日程を提示されてしまった。航空券はエクスペディアで購入していたのでエクスペディアに問い合わせるものの、まったく電話がつながらない。メールではなく電話で問い合わせろというのに。平日の昼間に1時間強も電話して、ようやくヒースロー経由のチケットに変更された。

出発前から疲れてしまったが、行き先はあのスイスである。パリの都市景観は美しかったが、スイスではどんな感動が得られるのだろう。楽しみで仕方がない。

GW直前の金曜日。羽田空港国際線ターミナルはそれほど混雑していないが、明るい雰囲気が充満している。
出発まで展望デッキで時間をつぶす。気持ちの良い天気だ。

ヨーロッパまでの直通便は時間がかかる。12時間も座りっぱなしで身体が痛い。そのうえ前半はほとんどの時間がロシアの上空なので、眼下にはひたすら雪山が広がっている。ひと眠りして目覚めたあたりで海が見えてきた。小さいけれど、行きかう船や港町の姿が目に入ってくる。

ヨーロッパらしい色使いの港町を発見。

ヒースロー空港はロンドンのすぐ近くなので、着陸時にロンドン市街上空を通過する。高度を落としているため市街地の様子がよく見える。ヒースロー経由になったときは面倒だと思ったけれど、上空からロンドンの街並みを眺められたのだから逆に良かった。

ビッグベンが見える!たなぼた的ロンドン観光。

ヒースロー空港に降りると、通路の前の方を身長200 cmくらいある大男が3人並んで歩いているのが見えた。ヨーロッパに来たのだという感覚が高まってくる。

乗り換えまであまり時間がないので急いで保安検査へ。自分のカバンが弾かれてしまい驚愕。羽田で買ったペットボトルの中身を飲み切っていなかったのだった。保安検査の前にペットボトルは入っていないかと聞かれたのに。I’m sorry for bothering you.と係のおばちゃんに謝ってカバンを回収。

ジュネーブ行の搭乗口に集まっている人の雰囲気がオタクっぽく感じたのは気のせいだったろうか。ジュネーブはCERNがあるから、いかにも理系です、研究者ですといった感じの人がたくさんいてもおかしくない。

ヒースロー空港はたくさんの航空会社が乗り入れているので、滑走路を見ているだけでも楽しい。

お次はSWISSでジュネーブ空港へ。日本の航空会社だとCAといえば女性が圧倒的に多いけれど、乗った便のCAは男性だった。さわやかイケメンにサンドイッチを渡されるのも悪くない。

ロンドンからわずか1時間半のフライトだが、高度を下げ始めたあたりから目の周りに激痛が走った。日本からヨーロッパまでの長時間フライトの方が身体に悪そうなのに。吐きそうになりながらも、顔を手で押さえて我慢しているうちに着陸した。今度は窓の外を見ている余裕はなかった。後で調べてみると、副鼻腔炎というものらしい。耳抜きをしても良くならなかったから、今度からは鎮痛剤をもっていこうか。

ジュネーブ空港はスイスとフランスの国境にまたがる小さな空港。到着フロアの出口にジュネーブ市街までタダで行ける片道切符を出す機械があった。

初日の宿はジュネーブ空港の目の前にあるNash Airport Hotelなので空港から歩いてホテルへ向かう。到着20時だから空港の近くに泊まろうと思ったが、20時でもまだまだ明るかった。

20時を回って、ようやく夕焼けの時間。ヨーロッパは高緯度にあるんだと実感した。
広くはないがこぎれいなホテルだった

ローザンヌ観光へ続く

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