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新型リーフ (2017) のバッテリー劣化 – 納車から4年半

新型リーフ (2017) のバッテリー劣化 – 新車48か月点検(車検)を終えての続編です。2017年10月の納車から4年半が経過しました。

バッテリーの劣化はゆっくりと進行しているようですが、体感できるような違いにはなっていません。いまのペースだと5年目の車検の時点で走行距離が8万kmになりそうです。車検時点でも、おそらくセグ欠けまで行かないでしょう。バッテリー劣化で悪評を広めた初代リーフとは大違いです。

LeafSpyで取得したSOHの経時データ。2017年10月納車、走行距離は1,000-2,000 km/月、気候は関東山間部。

最近はガソリン価格が高騰しているので、EVの低燃費の恩恵を受けています。毎月の走行距離とガソリン価格、プリウス並みの燃費(23 km/L)から計算すると、この4年半で30万円程度の燃料費削減になりました。これは充電費用定額というZESP2が安すぎることが大きな要因ですので、ZESP3だったらここまで利得は大きくないでしょう。

東名高速道路鮎沢PA下りに急速充電器設置

東名高速の鮎沢パーキングエリア下り側にも急速充電器が設置されます。

これまで鮎沢PAは上り線だけ急速充電器が設置されていました。2022年2月現在まだ公式の発表は見つかりませんが、鮎沢PA下りには目隠しされた急速充電器の看板があり、充電器の設置工事も終わっているようでした。

充電器の前には充電マスが2台分、充電待機マスが1台分あります。

設置された充電器はABBのTerra 184です。充電ケーブルが2本、最大出力180 kWであり、2台同時に90 kWでの充電を行えるようです。ただし、最近同型とみられる急速充電器が56kWに出力を制限して運用されていることから、鮎沢PA下りも56kWで運用が始まる可能性が高いでしょう。

私の乗っている40kWhのリーフでは50kWまでしか対応していませんが、リーフe+なら70kW程度、アリアなら90kWに対応しているため、恩恵が大きいでしょう。


2022/3/21追記

東名本線上にあるEV QUICKの青看板から目隠しシールがはがされていたのでPAに入ったところ、使えるようになっていました。高速充電ナビや日産のアプリ、カーナビにも充電スポットとして表示されています。充電器の出力は各口56kWという表示でした。

ただし、使用状況は正確に共有されていないようです。リーフのカーナビ上はグレーアウトしており、利用状況を入手できない状態です。私が鮎沢で充電をはじめて、高速充電ナビでは使用中の表示にならず、2台空きのままでした。

リーフの車内では充電入力44kWでした。リーフへはだいたい充電器の出量の1割減の電力で充電されるので、充電器側は50kWで出力していたのだと推測しました。

新型リーフ (2017) のバッテリー劣化 – 新車48か月点検(車検)を終えて

新型リーフ (2017) のバッテリー劣化 – 新車36か月点検(車検)を終えての続編です。

2017年10月の納車から4回目の12か月点検を終えましたので、バッテリー劣化の現状を報告します。

LeafSpyで取得したSOHの経時データ。2017年10月納車、走行距離は1,000-2,000 km/月、気候は関東平野部。

1年前にバッテリーの劣化が遅くなったことに気づきました。納車から24か月あたりまでは経過時間に対してSOHが直線的に低下しました。このあとは、非常に緩やかな速さで劣化が進行しているようです。この調子だと60か月(5年)でもセグメント低下ラインまで到達しないどころか、80か月(7年)くらいまでは大丈夫そうな気配です。

バッテリーが劣化して航続距離が短くなったと体感できるレベルでもなければ、内部抵抗が上がって急速充電時の温度上昇が急激になるという感じもなく、単に数値上は徐々に劣化しているんだなとわかる程度です。初代リーフのバッテリー劣化を思えば、驚異的な技術の進歩を感じます。このリーフに搭載されているバッテリーは4年も前に量産化されたものですから、現在はより良くなっているのだろうと予想でき、EVの今後に期待が持てます。

2020年1月-2020年12月

2020年各月の走行データをまとめました。

7月から車通勤になり走行距離が大幅に伸びました。アパート暮らしなので週末、水曜日、金曜日の週3回は急速充電をしています。また、週末に遠出をする場合は追加的な充電を行っています。

車通勤なので雪が降ったら車に乗らないというわけにはいきません。そのため冬季はスタッドレスタイヤを使用するようになりました。

走行距離 km電費 km/kWh充電費用 JPYガソリン燃費換算 km/L急速充電回数普通充電回数急速充電1回あたり走行距離 km
12927.2220019.34073
26747.2220043.69175
310517.3220064.5100105
410397.5220057.914074
52988.1220016.04075
69327.6220052.310093
725987.6220014732181
820757.62598102174122
916508.3269578.8140118
1022557.92200130210107
1115227.9220086.6140109
1221447.82239123216102
2020年1月から12月の走行データ

2020年10月で納車から3年が経過し、はじめての車検がありました。納車時の点検不正問題は遠い昔のことのようです。電池劣化は顕著でなく、満充電で航続距離300 km程度です。急速充電メインで10%-80%の間を使っている分には体感的な不便はありません。

電気自動車の救急車

東京消防庁が2020年3月31日に電気自動車の救急車を導入しました。救急搬送時に患者が受ける振動が小さくなりそうです。

電動の商用車としては日産eNV200がありますが、画像を見るとeNV200よりも大きく、NV400のサイズに見えます。NV400は救急車として使われている実績があるようなので、電池やモーターといったeNV200の部品を使いまわしているのかもしれません。


日本初EV救急車登場 特徴は排ガスを出さないのみならず 各種メリットと池袋配備のワケ
乗り物ニュース 2020.04.19

電動ストレッチャーを搭載したことが救急隊員の負担軽減に与える影響を評価するために池袋のデイタイム救急隊に配備されたらしい。

新型リーフ (2017) のバッテリー劣化 – 新車24か月点検を終えて

新型リーフ (2017) のバッテリー劣化 – 新車12か月点検を終えての続編です。

2017年10月の納車から2回目の12か月点検を終えました。さらに数か月経っていますが、バッテリー劣化の現状を報告します。

LeafSpyで取得したSOHの経時データ。2017年10月納車、走行距離は1,000km/月、気候は関東平野部。

バッテリーの劣化は、納車時に比べて1割程度のようです。満充電時の航続可能距離にしても、LeafSpyの示すSOHにしても、約1割低下しています。走行距離は月1,000km程度で、現時点で27,000kmくらいです。同時期に6万km走った方も同等のSOHであると報告しているので、バッテリー劣化は走行距離(充電回数と言い換えられる)に依存せず、単純に時間が経過したことによる劣化が主である可能性が高いといえます。

ZE1の発表時に日産が10年10万kmで10%以内といっていたのよりは早く劣化が進行しています。この違いはどうしてでしょうか?おそらく、電池の経時劣化に対する理解が十分でないために試算を誤ったのだろうと私は考えています。通常、工業製品の寿命試験は加速試験をして求められます。加速試験とは、 通常よりも過酷な条件で使用してもこの程度の劣化なのだから、通常の条件での劣化は同等以下に収まるはずだというものです。10年後の寿命を実測するには時間がかかりすぎるので、加速試験の結果を外挿して長期間劣化の程度を見積もります。電池の研究開発の段階では、電池を高温で経時させたり、繰り返し充放電させたりといった試験が行われたはずです。走行距離が2万kmでも6万kmでもバッテリー劣化が同程度だるというのは、充放電による劣化を抑える施策は効果的に働いたことを意味しています。一方で、冒頭で述べた2年で10%の劣化のいう結果から、通常の条件で放置しているだけの劣化については、外挿する条件が適切でなかったといえます。実験室レベルではとらえにくいゆっくりと進行する劣化に対処するのは非常に難しいことだと、技術者の身としてはよくわかります。ただ、EVのパイオニアである日産とAESCであってもその程度の技術力なのかと残念な気持ちになります。今後、AESCの電池を使っていた日産やPanasonicの電池を使っていたテスラがCATLの電池を使う方針を示しています。同じ完成車メーカーが異なる電池メーカーから調達することによって、本当に強い技術を持った電池メーカーがどこなのかが明らかになるでしょう。

2020年1月

1月の走行距離は292 kmでした。

電費は7.2 km/kWhで12月より0.1改善しました。高速道路での長距離移動が減ったためでしょう。

月額2,200円のZESP2に対して、ガソリン145 円/Lとして燃費19.3 km/Lと同等です。

急速充電 4回、普通充電は1回、急速充電1回あたりの走行距離は73 kmでした。

2019年12月

12月の走行距離は1,563kmでした。

電費は7.1 km/kWhで11月より0.5悪化しました。気温が低下したうえに、高速道路で長距離移動が多かったためでしょう。

月額2,200円のZESP2に対して、ガソリン143 円/Lとして燃費101 km/Lと同等です。

急速充電 16回、普通充電は1回、急速充電1回あたりの走行距離は98 kmでした。

2019年11月

11月の走行距離は645 kmでした。

電費は7.6 km/kWhで10月より0.2悪化しました。暖房を使い始めた影響が出ています。

月額2,200円のZESP2に対して、ガソリン140 円/Lとして燃費19.8 km/Lと同等です。

急速充電 5回、普通充電は0回、急速充電1回あたりの走行距離は129 kmでした。