月別アーカイブ: 2018年4月

日産リーフの走行用電池リサイクル

「日産リーフ」の再生バッテリーを使った有償交換プログラムを発表しました。

ニュースリリース「日産リーフ」の再生バッテリーを使った有償交換プログラムを発表にあるように24kWhバッテリー用の交換再生バッテリーで30万円。
24kWhの新品バッテリーは65万円なので、半額以下です。

中古は相当に安い。

よく比較されるテスラはどうか。

テスラ社の家庭用蓄電池「パワーウォール2」が革命的に安い理由とは?

テスラ社のホームページを参照すると、3部屋あるお宅でもパワーウォール2たった1基でまかなえると紹介されていますが、その価格は617,000円〜という驚きの安さです。
パナソニック社製の蓄電池が298万円なので、およそ5分の1という低価格です。

パワーウォール2の本体価格にプラスして、設置や必要なハードウェアの費用として157,000円掛かるのですが、それを合わせても774,000円という安さで設置できます

テスラのパワーウォール2は容量13.5 kWh、必要な周辺機器や設置工事まで含めて77万円。対するリーフは中古の24 kWhバッテリーが30万円。周辺機器の価格がわかりませんが、たとえばニチコンのLEAFtoHomeの価格が58万円。
テスラのパワーウォール2が格安だとすれば、リーフの中古バッテリーもかなりコスト競争力がありそうです。

フリーの動画変換ソフトffmepgの使い方

仕事で動画を撮っていると、データのファイルサイズが大きすぎて困る。他人に見せるときはファイルサイズが小さい方がいいし、imageJなんかでデータ解析するときには非圧縮の方が都合が良い。動画の変換で良いソフトウェアはないものかと探していると、ffmepegに出会った。

インストールの仕方

windowsにffmpegをインストールする

自分のPCにあったファイルをダウンロード、解凍して適当な場所に置けばOK。マイドキュメントなど。

とりあえず、スタートメニューからコマンドプロンプトを起動する。C:\users\hoghogeのように現在のフォルダのパスが表示されるので、ffmpeg.exeのあるフォルダに移動する。コマンドプロンプトでフォルダを移動する場合はcd hogehogeとする。ちなみに”\”は”¥”と表示されるけれど気にしない。

例 cd c:\ffmpeg\bin

網羅的な説明

ffmpegの使い方

最新ffmpegのオプションまとめ コマンドの意味を調べる辞書として使える

実施例

windows7でも再生できる動画を作るためのffmpeg / avconv の cheat sheet

動画処理の定番ツール「FFmpeg」ことはじめ

古いWindowsで再生できない

会社の支給PCだと最新のOSを使えるとは限らない。たとえば、標準のWindows7ではH.264のmp4を必ず再生できるわけではない。

また、H.264の動画をPowerPointに埋め込む場合も、PowerPoint2010以降である必要がある。

YUVフォーマットもちゃんと設定してやる。

結局のところなんて打てばいい?

ffmpeg -i example.avi -c:v libx264 -movflags +faststart -vf format=yuv420p example.mp4

仮にtest1フォルダに入っているexample.aviをtest2フォルダに変換したい場合は以下のように書ける。あるいは、C:\からファイルのパスを書いてもいい。

ffmpeg -i test1\example.avi -c:v libx264 -movflags +faststart -vf format=yuv420p test2\example.mp4

これでおそらくWindows 7のエクスプローラでサムネイルが表示され、Media playerで再生できる形式の動画になる。非圧縮に比べて数十分の1のファイルサイズになる。

環境が古くてWMV形式にしたい場合は、wmvでエンコードする(PowerPoint用動画)を参照する。ビットレートのデフォルト設置値が低いので、必ず自分でビットレートを設定する。

AndroidやiOSのスマホ、タブレットで再生したい場合は、とりあえず上の通りのコマンドで再生できるファイルができるはず。

動画をPowerPointに埋め込む

もっと手軽にしたい。batファイルでドラッグアンドドロップ

決まった形式に変換するだけなら、batファイルを作っておくと楽。元動画ファイルをbatファイルにドラッグアンドドロップすれば変換された動画が出力されるようにできる。

[Windows]ffmpegとbatファイルで快適ドラッグ&ドロップ変換が複数ファイルの一斉変換に対応している。
FFmpegの使い方 ドラッグアンドドロップするは単一ファイル処理に絞って短いコマンドで書いていている。

リンク先で紹介されているコマンドのうち、ffmpegの設定に関わるところを自分の好きなように変更する。

新型リーフ (2017) のバッテリー劣化 – 新車半年点検を前に

早いもので、2017年10月の納車から半年が経とうとしています。新車半年点検を前にして、新型リーフの状態を報告します。

6カ月で走行した距離は5,000 km強。忙しくてあまり出かけられませんでした。それでも、遠くへ、山へ、気軽に行けるようになったとは感じています。
運転している限り、特に変化は感じられません。充電が遅くなるだとか、車のメーター類で異常を示しような値も出ていません。
プロパイロットは半年のうち3回くらい意図しない機能停止がありました。そのうち1回は大雨だったので、カメラで前が認識できなくなったと考えています。全自動ではなく、運転支援システムですから、こんなものでしょう。高速道路の運転は極端に楽になりました。

電気自動車に乗っていて最大の懸念点は、バッテリーの劣化だと思います。初代リーフの時代から、公式に得られる情報では細かい走行用バッテリーの状態変化が分からないことが知られています。そこで登場するのがLeaf Spyというアプリ。車のOBDコネクタから車載コンピュータに記録されている情報を読み出すことができます。

私のリーフの情報を読むと、以下のような情報をスマホから閲覧することができます。非公式のアプリなので。一部ありえない値が表示されていたりしますが、何度かアップデートしてそれらしい値が表示されるようになりました。(2018年4月現在)
それらしいだけであって、値が本当に正しいのかはわかりません。なにせ非公式なので。

バッテリーの劣化具合は、SOHを読めばよいとされています。製造の時点でSOH = 100%とされていて、納車半年で97.55%になった、すなわち2.45%劣化したことになります。ややこしいことに、乗り方によってはSOHが回復することがあります。

半年でSOHが97.55%に低下したとすると、指数関数的に変化すると単純に考えて1年では95.16%まで低下します。このまま劣化すると、5年で75%までSOHが低下します。10年で劣化は10%以内じゃないんですか?日産の情報を信じるなら、どこかで劣化が遅くなる領域があるはずです。今後も経時的に観察を進めて、劣化の情報は適宜報告します。

追記
納車から1年後の状況を公開しました