仕事で動画を撮っていると、データのファイルサイズが大きすぎて困る。他人に見せるときはファイルサイズが小さい方がいいし、imageJなんかでデータ解析するときには非圧縮の方が都合が良い。動画の変換で良いソフトウェアはないものかと探していると、ffmepegに出会った。
インストールの仕方
windowsにffmpegをインストールする
自分のPCにあったファイルをダウンロード、解凍して適当な場所に置けばOK。マイドキュメントなど。
とりあえず、スタートメニューからコマンドプロンプトを起動する。C:\users\hoghogeのように現在のフォルダのパスが表示されるので、ffmpeg.exeのあるフォルダに移動する。コマンドプロンプトでフォルダを移動する場合はcd hogehogeとする。ちなみに”\”は”¥”と表示されるけれど気にしない。
例 cd c:\ffmpeg\bin
網羅的な説明
ffmpegの使い方
最新ffmpegのオプションまとめ コマンドの意味を調べる辞書として使える
実施例
windows7でも再生できる動画を作るためのffmpeg / avconv の cheat sheet
動画処理の定番ツール「FFmpeg」ことはじめ
古いWindowsで再生できない
会社の支給PCだと最新のOSを使えるとは限らない。たとえば、標準のWindows7ではH.264のmp4を必ず再生できるわけではない。
また、H.264の動画をPowerPointに埋め込む場合も、PowerPoint2010以降である必要がある。
YUVフォーマットもちゃんと設定してやる。
結局のところなんて打てばいい?
ffmpeg -i example.avi -c:v libx264 -movflags +faststart -vf format=yuv420p example.mp4
仮にtest1フォルダに入っているexample.aviをtest2フォルダに変換したい場合は以下のように書ける。あるいは、C:\からファイルのパスを書いてもいい。
ffmpeg -i test1\example.avi -c:v libx264 -movflags +faststart -vf format=yuv420p test2\example.mp4
これでおそらくWindows 7のエクスプローラでサムネイルが表示され、Media playerで再生できる形式の動画になる。非圧縮に比べて数十分の1のファイルサイズになる。
環境が古くてWMV形式にしたい場合は、wmvでエンコードする(PowerPoint用動画)を参照する。ビットレートのデフォルト設置値が低いので、必ず自分でビットレートを設定する。
AndroidやiOSのスマホ、タブレットで再生したい場合は、とりあえず上の通りのコマンドで再生できるファイルができるはず。
動画をPowerPointに埋め込む
もっと手軽にしたい。batファイルでドラッグアンドドロップ
決まった形式に変換するだけなら、batファイルを作っておくと楽。元動画ファイルをbatファイルにドラッグアンドドロップすれば変換された動画が出力されるようにできる。
[Windows]ffmpegとbatファイルで快適ドラッグ&ドロップ変換が複数ファイルの一斉変換に対応している。
FFmpegの使い方 ドラッグアンドドロップするは単一ファイル処理に絞って短いコマンドで書いていている。
リンク先で紹介されているコマンドのうち、ffmpegの設定に関わるところを自分の好きなように変更する。