概要
入力にGoogleフォーム、集計にスプレッドシートを使った家計簿をつくります。各家庭に合わせて内容や費目を修正できます。

目的
PCやスマホの特定アプリ・OSに依存することなく、家族全員で使用できる家計簿を作ります。
入力をできるだけ手間なくすることが最優先の目的です。
集計が支出の総額がわかることが優先であり、費目はだいたいあっていればよいものとします。
支出内容を振り返られるように、支出ごとにメモを残せるようにしたいと思います。
また、入力内容の修正が容易であることも求めます。
作り方
Googleフォームを作成します。上図のように作成します。選択肢と短文回答の形式です。金額は数値入力のみに制約しています。
フォームの回答が入力されるスプレッドシートは以下の構成を想定しています。
| A列 | タイムスタンプ |
| C列 | 費目 |
| D列 | 金額 |
| E列 | 支払った人 |
| F列 | 備考欄 |
| G列 | 分類(家族 or 個人) |
集計用のシートを追加します。集計にはスプレッドシートのクエリ関数を使います。
集計シートのA列には日付を表示しています。以下のように書いています。A3セルが手入力した日付です。A列は次のように書くことで、「2025/7」のような表示になります。
=text(EDATE(A3,1), "yyyy年m月")
集計シートのB2セルとC2セルに「ママ」「パパ」を記入します。B3セルには以下のように記入すると当月の「ママ」かつ「家族」支出の総額が計算されます。
=sum(QUERY('フォームの回答 1'!$A$1:$G,"select D where E='"&B$2&"' and A >= date '" & Text($A3,"yyyy-mm-dd") &"' and A < date '" & Text($A4,"yyyy-mm-dd") &"' and G='家族' order by D desc"))
むすび
GoogleスプレッドシートやMicrosoft Excelにはクエリの集計機能があります。仕事で身に付けた知識を家庭に応用して、快適な家庭運営につなげましょう。
