ゴールデンウィークにオーストリア南部の工業都市グラーツの近郊に住む友人を訪ねました。
ブダペストからウィーン
ブダペスト行きの便で座れなかったので、ウィーンに帰るときは必ずRailjetの指定席に乗りたいと思い、あらかじめ切符を買ってから観光することにした。ブダペスト東駅Budapest-Keletiで切符を買うところが分からず迷子に。自動券売機では国境を超える切符を買えないようで、窓口を探すのに手間取った。結局、駅の地上階、北側(駅の正面入り口からプラットフォームを見る向きから左側)の道路に面した通路に入り口があった。切符の買い方については日本語の情報を探して、こちらのページを見て、その通りに窓口に並ぶと切符を買えた。朝ごはんを食べてすぐに駅に行って、13時くらいに発車するRailjetの指定席を購入した。
観光から戻ると発車ぎりぎりの時間だったので、指定席にしておいて本当に良かった。しかし、自分たちの席に行くと、どうもおかしい。Railjetは通路の両側に2席ずつ並んでいる。私たち2人の指定席は2人とも窓側だったのだが、席に行くと後ろ側の2席が埋まっており、前の2席が空いていた。後ろの席に並んで座っている兄ちゃんたちに聞いてみると、彼らは2人で通路側の前後席のきっぷだという。お互い2人組なので、席を交換して、検札のときには事情を説明しようと合意した。
Railjetは快適で、ブダペストを歩き回って疲れた足を休められた。
国境でボーダーコントロールに会う。車両の前方に車掌が現れ、そろそろ検札に来るかなと思っていると、オーストリア国境の手前で予定にない停車があった。拳銃を腰に付けたお姉さんがパスポートを見せろと言いながら車両を後ろから進んでくる。私のパスポートは問題なく確認されたが、友人のパスポートは入国スタンプが古すぎる、在留許可証があるなら一緒に出せと怒られた。そのやりとりをしているとき、あからさまな不審者が国境警備隊と国鉄職員の間をすり抜ける。皆があいつ不審者じゃないか?と思ったようで、国境警備のお姉さんが無線で連絡をしてから追いかけて行った。その後捕まったようで、オーストリアに入ったすぐの駅で緊急停車していた。おそらく下したのだろう。ちょっとした事件があったおかげで、私たちより前に座っていた乗客はパスポートチェックを受けていなかった。