ディープリンクあるいはURIスキーマを使うと、リンクを開いたとき自動的に特定のユーザーとの音声通話を開始したり、チャット画面を開いたりできます。宛先は複数でも可能。
ユーザーがTeamsで投稿ボタンを押す動作が必要ですが、PowerAppsやPowerAutomateで頑張ってチャット送信の仕組みを作るよりも断然楽です。
Teamsが使用できる環境であれば、PCでもスマートフォンでも同様に動作します。
このページでは、メールアドレス example@onmicrosoft.com を宛先の例に使います。複数の宛先を用いる場合はカンマで繋げてください。
音声通話を開始する
Teamsの音声通話を開始するリンクの書き方は以下の通りです。参考リンク
https://teams.microsoft.com/l/call/0/0?users=example@onmicrosoft.com
https://teams.microsoft.com/l/call/0/0?users=example1@onmicrosoft.com,example2@onmicrosoft.com
&withVideo=trueを追加すると、ビデオ通話を開始します。
https://teams.microsoft.com/l/call/0/0?users=example@onmicrosoft.com&withVideo=true
外線電話番号への発信
Teamsから普通の外線電話番号に電話をかけさせることもできます。外線番号への発信は、公衆交換電話網, PSTNとの通話を発信するものと表記されます。参考リンク
Teams電話のようなサービスを使用してTeamsから外線電話に掛けられる環境が必要です。
以下の例は電話番号090-1234-5678に電話をかけるものです。いずれの表記にも対応しています。普通の電話アプリを起動するリンクはtel://09012345678のように書けるのに似ています。複数の宛先を書いたときにどのような挙動になるかは調べていません。
https://teams.microsoft.com/l/call/0/0?users=4:09012345678
https://teams.microsoft.com/l/call/0/0?users=4:090-1234-05678
https://teams.microsoft.com/l/call/0/0?users=4:+8190-1234-05678
チャットを開始する
Teamsのチャットを開くリンクの書き方は以下の通りです。参考リンク
https://teams.microsoft.com/l/chat/0/0?users=example@onmicrosoft.com
グループチャットのタイトルはtopicNameで指定できます。さらに、メッセージの下書きはmessageで指定できます。
ここで注意していただきたいのが、日本語の使用する場合はURIエンコードした文字列を埋め込むということです。
以下の例では
topicName=ここにタイトルを書く
message=ここに本文を書く
という文字列をURIエンコードした文字列を使用することで、グループチャットのタイトルと本文を指定した状態でTeamsを開かせることができます。
https://teams.microsoft.com/l/chat/0/0?&users=example1@onmicrosoft.com,example2@onmicrosoft.com&topicName=%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%92%E6%9B%B8%E3%81%8F&message=%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%AB%E6%9C%AC%E6%96%87%E3%82%92%E6%9B%B8%E3%81%8F
掲示物への表示
商店でQRコードを読み込むと電話をかけられるポスターを見たことがある方は少なくないと思います。このページで紹介した通話を開始するリンクはWEBページに埋め込むことで利用できますが、リンクをQRコードにして掲示物に表示することもできます。仕事の現場でも、PowerAppsを作るまでもない定型連絡をするのに便利です。
QRコードの作成はQRQRが便利で安心です。