業務アプリは使ってもらって価値を生みます。たくさん使ってもらうには、作業の手間、難易度、認知的負荷のすべてを小さくすることが有効です。
業務アプリの中でも、PowerAppsでQRコードを読み込むアプリを作っている方に、Param関数の利用をおすすめします。
PowerAppsのバーコードリーダーコントロールを使用すれば、アプリの中でQRコードやバーコードを認識し、埋め込まれた文字列を取り出せます。IDや情報を埋め込むことで、PowerAppsで詳しい情報を表示したり、手続きを行ったりできます。
ところで、普段お店などでQRコードを読み込むとき、わざわざ何かのアプリを起動するでしょうか?たいていはスマホの標準カメラに内蔵されたQRコードを読み込む機能を使用すると思います。PowerAppsの中でバーコードリーダーを使うよりも、スマホの標準カメラでQRコードを読んだ方がひと手間少なく済みます。ユーザーの手間を惜しみ、できるだけ少ない手数でユーザーが作業を完遂できるように工夫するのがアプリ制作者の腕の見せ所です。
このような処理をするには、PowerAppsのアプリURLにパラメータを付加する手法が有効です。
Param関数を使ったアプリとしては過去にオフィス内宅配ロッカーを作成しました。