10月の長雨が嘘のような晴天に恵まれた文化の日、山梨県の紅葉の名所西沢渓谷に出かけました。
東京の友人たちと新宿で待ち合わせ。集合場所に200V普通充電設備がある駐車場を選ぶことで、待ちながら100%まで充電します。
新宿まで高速を走ってきたせいでしょう100%充電で航続距離は309kmの表示に留まっています。中央道で山梨県の勝沼ICまで行き、さらに目的地である道の駅みとみまで坂を上り続けるので、電費は悪い一日になるでしょう。新宿から目的地まで127 kmなので、無充電で往復できそうです。
午前6時30分に出発したのに首都高は渋滞していました。相模湖のあたりから順調に進み、山梨へ。この間、料金所付近をのぞきプロパイロットで走行しました。ハンドル支援は新東名を走ったときほどではありませんでしたが、それなりに働いてくれました。
勝沼ICからは甲府盆地を見下ろすフルーツラインを通って雁坂道へ。すでに黄色く染まった山々が美しく輝いています。
道の駅みとみに到着した時点で、電池残量40%、航続距離103 kmの表示になりました。標高差1,100 m分の位置エネルギーがあるので、このまま無充電で新宿に帰ることも可能です。
9時半ごろ到着したのですが、すでに道の駅の無料駐車場は満車でした。隣接する蒟蒻館との間の空き地が臨時有料駐車場(500円)になっており、こちらは1/3ほど空いていたので駐車できました。
道の駅みとみは急速充電器があり、EV乗りが秩父方面へ抜けるのに頼もしい存在です。売店の食べ物がおいしそうで、トレッキングのおやつにヨモギ餅を買っていきました。
道の駅のすぐ北に西沢渓谷入り口の看板があります。ここから歩いて数分でトレッキングコースの入り口に入ります。
道の駅で配っているコースマップを見ると所要時間は4時間。往路は林道から渓流沿いの山道を進み、復路はかつてのトロッコ軌道跡を下りてくるという周回コースです。
山道に入る前、林道だけでもこれだけきれいな紅葉が見られました。分岐点までは普通の格好でも歩いて来られる道でした。さらに渓流沿いの山道を行くのは、濡れた岩の上を歩く場所も多く、登山装備があった方が良いと思いました。
渓流にはいくつも滝があって、ごうごうという水の音が騒がしい人間界の音を消し去ってくれます。
不動滝を過ぎると長い階段になります。階段を登り切ったところがトロッコ軌道跡との合流地点です。合流地点には変わった形のトイレと休憩所があるのですが、紅葉の時期はかなり混雑しており、ベンチに座るのも順番待ちです。また、トイレの目の前なので結構臭います。昼食をとるなら不動滝の手前で水辺に下りて、大きな岩の上で休憩する方がいいかもしれません。
ここからは軌道があったくらいのなので、ずっと緩やかな下り坂が続きます。所々にレールが残っていますし、トロッコも展示されていました。
渓流沿いの道と高いところを走る軌道跡の道という場所の違い、午前と午後の光の当たり方の違いがあって、往路と復路で違った景色を楽しめる場所でした。
色鮮やかさだけでいったら、道路沿いのこの1本も負けていません。
道の駅で腹ごしらえして、勝沼のぶどうの丘で温泉に入り帰路につきました。中央道がお約束の大渋滞をしていたので東京の友人たちとは勝沼の駅で解散し、私は河口湖経由で帰宅しました。
帰宅した時点で電池残量16%、航続距離57 kmの表示になりました。本当に1度も充電せずに済みました。