オーストリア、ハンガリー巡見 (6/10) ザルツブルクからブダペスト

ゴールデンウィークにオーストリア南部の工業都市グラーツの近郊に住む友人を訪ねました。

  1. 羽田からウィーン
  2. ウィーンからグラーツ
  3. グラーツ
  4. グラーツからザルツブルク
  5. ザルツブルク
  6. ザルツブルクからブダペスト
  7. ブダペスト
  8. ブダペストからウィーン
  9. ウィーン
  10. ウィーンから羽田

ザルツブルクからブダペストへ

ザルツブルク駅からブダペスト駅まで、鉄道で移動。ウィーン中央駅で乗り換えの予定。

ザルツブルク駅の 階段には花粉が積もっていた。悲劇である。
よく見ると、古い駅舎の上に新しい天井をつけている。古い建物を残すヨーロッパらしい建築なのかな。
ウィーンまではアルプスの北側を通る。平坦で穏やかな地形。

ウィーン中央駅で乗り換え。これまでは綺麗なRailjetに乗っていて油断したが、ここからブダペストまではEC。車両が古くて少し怖い。とりあえず席が埋まっており座れない。
車両は、なんというか、いかにも東欧のボロいものという雰囲気。日本でいうと、大手私鉄の中古車両が地方鉄道で走り続けている感じ。ある意味では地元にいるみたいだ。

席がないのでデッキに立つ。ドアの内側には停車駅表示があった。Wien HbfとBudapest以外読めない!
ブダペストのKelenföld駅を超えたあたりでNISSANの看板を発見。心細さが薄れる。
ブダペスト東駅Budapest-Keletiに到着。荘厳な駅舎に夕陽が差し込んできた。
黄色に箱が券売機。ウィーン行きの国際線切符が買えないなと悩んだが、時間がもったいないのでいったんホテルへ荷物を置いて観光することにした。
ヨーロッパらしい頭端式ホーム
駅舎を正面から
駅舎の手前は現代的な地下通路で地下鉄と結ばれている
誰の銅像だろう?

次はブダペスト

オーストリア、ハンガリー巡見 (5/10) ザルツブルク

ゴールデンウィークにオーストリア南部の工業都市グラーツの近郊に住む友人を訪ねました。

  1. 羽田からウィーン
  2. ウィーンからグラーツ
  3. グラーツ
  4. グラーツからザルツブルク
  5. ザルツブルク
  6. ザルツブルクからブダペスト
  7. ブダペスト
  8. ブダペストからウィーン
  9. ウィーン
  10. ウィーンから羽田

ザルツブルク

ザルツブルクは映画『サウンドオブミュージック』で知られる街。映画を見ていなければ、ぜひ見てから行った方がいい。街並みのあちらこちらに映画のシーンを思い出す。

まずはホテルにチェックインして荷物を置いていく。身軽になったら街へお出かけ。

ザルツブルク駅の目の前にあるACHAT プラザ ツム ヒルシェンに宿泊
ツインのベッドは少々狭い。歴史を感じさせる落ち着いた部屋だ。
ザルツブルクの市内はトロリーバスが走っている。ホテルの受付で市内交通24時間券ザルツブルクカードを買っておいた。

街はきれい。お花畑があちこちにある。

まずはミラベル宮殿へ。このあたりは観光客でいっぱい。

大きな木の下にベンチが並び、人々の憩いの場として機能しているのがわかる。こういう公園が近所にあったら嬉しいだろうなあ。
『サウンドオブミュージック』に出てくる泉 
ホーエンザルツブルク城が直線上に見えて美しい。
ペガサスの正面側
ねこ?
藤のカーテンが淡い色の壁を彩る
噴水も手が込んでいる
入ってきたのと逆側から。中国人と日本人が多かった。
この日も天気が良すぎて暑い。アイスがとってもおいしい。

ミラベル宮殿の次は橋を渡ってザルツブルク劇場がある旧市街へ。歴史ある建物が並び、その中にはモーツァルトの生家もある。
Salzは塩、burgは城なので、Salzburgは塩の城という意味だ。塩の交易でこの街は大きく栄えた。

マカルト小橋。なぜ人は橋に錠をかけたくなるのか。
狭い街路の両側にかわいらしい鉄看板が掲げられている。
『サウンドオブミュージック』のミュージアム。入らなかったけれど、ここはきっと客が途切れないだろうなあ。

小腹が空いたので、地球の歩き方を読んでおいしそうな店を探す。込み入ったところにあるBalkan Grill Walterにようやくたどり着くと、同じく地球の歩き方を手に持った日本人観光客が並んでいた。

建物の中を通るので道がわかりにくい。
スパイシーでおいしいホットドッグ。

腹ごしらえも済んだところで、景色の良いところへ。ザルツブルク有数の景観スポットである現代美術館へ向かう。エレベータで崖の上に出ると、歴史地区を見下ろす展望台へ出る。

ザルツブルクの街並みといえばこの場所。写真を撮っていると、ちょうど教会の鐘の音が聞こえてきた。右端に見える劇場から、ホーエンザルツブルク城、大聖堂、ザルツァハ川とすべてが見渡せる。
ザルツブルク音楽祭の会場である劇場。『サウンドオブミュージック』の最後にも登場する。中に入るにはガイドツアー参加が必要。
モーツァルトの像。記念撮影する観光客が列をなす。
モーツァルト小橋。『サウンドオブミュージック』でも出てくる。
橋を渡ったところから振り返る。
川辺に寝そべる人々。気持ちよさそう。
もうひとつの景観スポットへ向けて階段を登る。
カプツィナーベルクからの眺め。夕日を浴びるお城が美しい。
近くで日本人の親子が夕焼けを眺めていた。幸せに形があるとしたら、こんな風に見えるのだと思う。
テラス席が気持ちよさそうだけれど、人がたくさん。どこも混んでいる。

ザルツブルク2日目。昼ごろにはブダペストに向けて出発したい。市街地は見て回ったので、ザルツブルクを見下ろすウンスターベルクにロープウェイで登ることを目指した。市街地から離れるが、ロープウェイ駅までのバスはザルツブルクカードの範囲。

ザルツブルク駅のバスターミナル。遠足のような集団がいる。ウンスターベルクまでの経路上には動物園やヘルブルン宮殿があり、多くの観光客がそこで降りて行った。
ロープウェイ駅に到着。天気が悪い。
アルプスの峰に一気に登れる、はず。
ロープウェイの運行状況の表示。山頂駅はくもりbedeckt 、強風starker Wind、展望 Fernsichtは中 mittelということ。
山頂駅は雲の中で良く見えない。残念。

1時間ぐらい待ったけれど、全く動く気配がない。不愛想な駅員に聞いても、風が強いから動かないんだ、まあ1時間くらい待ってみたらという回答。もう無理だと思ったので、ザルツブルク市街へ戻ることにした。
ここまで来て帰るだけでは残念なので、途中にあったヘルブルン宮殿に立ち寄ることにした。

ヘルブルンのバス停から。黄色い塀が目立つ。
宮殿の地図。建物まわりの幾何学的なお庭と、その向こうの広々とした草原がある。
宮殿の裏には「いたずら噴水」があってにぎわっているが、有料ツアーへの参加が必要。ゲートのおじいちゃんには、「ニーハオ」「アニハセヨ」とあいさつされた。日本人よりも中国人が多いんだろうなあ。
「もうすぐ17歳」が歌われるシーンでくるくる踊り回っていたガラスのパビリオン
ピクニックにちょうどいい感じ
建物周りは手が込んだ作りになっている。
噴水。手に持っているのは何かな?
こういうところは日本の公園みたい
凛々しいワンコ
どこまでも黄色い建物
バス停の向かいにある建物も黄色い。個人宅?壁にかかる緑のカーテンが美しい。

ザルツブルク駅行きのバスに乗車。ザルツブルクカードで乗れる。

案内表示もある連結バス。きれい。
バスからホーエンザルツブルク城。昨日見たのとは反対側。こちらから見るといかにも砦という感じ。
『サウンドオブミュージック』で出てくるノンベルク修道院

そろそろ昼食の時間。宿泊したホテルのレストランがおいしそうだったので、ホテルに戻る。

かわいらしいテーブル
ホワイトアスパラガスと生ハムのサラダ。5月はホワイトアスパラガスの季節。
Tiroler Gröstl アルプスはチロル地方の料理らしい。ジャガイモと肉を焼いたもの。

次はザルツブルクからブダペスト

オーストリア、ハンガリー巡見 (4/10) グラーツからザルツブルク

ゴールデンウィークにオーストリア南部の工業都市グラーツの近郊に住む友人を訪ねました。

  1. 羽田からウィーン
  2. ウィーンからグラーツ
  3. グラーツ
  4. グラーツからザルツブルク
  5. ザルツブルク
  6. ザルツブルクからブダペスト
  7. ブダペスト
  8. ブダペストからウィーン
  9. ウィーン
  10. ウィーンから羽田

グラーツからザルツブルク

ここからはザルツブルク、ブダペスト、ウィーンと大移動しながら観光する。

Sバーンでグラーツへ戻る。Sバーンの近代的な車両と古いモニュメントの対比がおもしろい。
Sバーンのきれいで広い車内。奥の白いシャツを着たお姉さんが車掌さん。

グラーツでRailjetに乗り換え。アルプスの南側をなぞるように進み、ザルツブルクを経由してドイツまで行くらしい。

牛が放牧されている。アルプスのイメージ通り。
アルプスの峰々から花粉が降り注ぐ。花粉症が重たい私にとっては地獄のような光景だ。目が痛い。
きかんしゃトーマスに出てくるような転車場
非常に険しいアルプスの峰
ザルツブルク駅も設備が新しく、かなりきれい。
ザルツブルクからウィーンは国鉄だけでなく、Westbahnという私鉄も走っている。安いのが売り。Westbahnはウィーン西駅に到着する。
Westbahnは2階建て車両。水色の車体が目立つ。
ザルツブルク駅前

次はザルツブルク

オーストリア、ハンガリー巡見 (3/10) グラーツ

ゴールデンウィークにオーストリア南部の工業都市グラーツの近郊に住む友人を訪ねました。

  1. 羽田からウィーン
  2. ウィーンからグラーツ
  3. グラーツ
  4. グラーツからザルツブルク
  5. ザルツブルク
  6. ザルツブルクからブダペスト
  7. ブダペスト
  8. ブダペストからウィーン
  9. ウィーン
  10. ウィーンから羽田

グラーツ

グラーツはオーストリア第2の都市で、工業が盛んな街だ。歴史ある街であり、旧市街は世界遺産に指定されている。近郊に住む友人を案内係に、今日はグラーツを観光。

14世紀、グラーツにはハプスブルク家の分家が居を構えた。15世紀に神聖ローマ帝国皇帝を輩出するにいたり、神聖ローマ帝国の首都となった。神聖ローマ皇帝がウィーンに移ったのちも、世界遺産に指定されているエッゲンベルク城 Schloss Eggenberg が築かれるなど、重要な拠点だあり続けた。
エッゲンベルク城には安土桃山時代の大坂を描いた屏風絵があるため、日本人観光客が多く訪れるらしい。時間の都合で私は行かなかったけれど。

現在のグラーツは自動車製造などの工業が盛んだが、グラーツに拠点を置くマグナ・シュタイアは製造開発を受託する業態なので、日本で名前が知られているわけではない。マグナ・シュタイアではBMW X3のような有名車も製造されていた。2019年に発表されたトヨタ新型スープラもマグナで製造されている
世間に知られた会社ではないが、分析機器メーカーの世界では有名なAnton Paar本社がある。

グラーツ駅。陽射しが暑い。ここからバスや路面電車が町中に伸びる。
路面電車は欧州でよくある大きさのもの。
グラーツのシンボルはユニコーン。あちらこちらで見られる。
マンホールにも。
遠くには世界遺産の時計塔が見える。
川の中にあるカフェ。ポケストップになっているらしく、現地のポケモントレーナーが集まっていた。
トルコ人兵士が埋め込まれた壁。グラーツはキリスト教圏とイスラム教圏と衝突する場所であり、オスマントルコの侵攻を防いだことを記念しているらしい。
昼ごはんは通りのカフェで。オーストリアのご飯は基本の量が多いので、軽食みたいなメニューで十分満腹になる。
八重桜?が咲いていた。5月というのに暑い暑い。
世界遺産にはナンバリング付き看板が掲げてある。schlossは城、bergは山や丘を意味する。つまり、Schlossbergは城のある山。かつては要塞が築かれていたが、ナポレオン戦争の結果、時計塔など一部を除いて破壊された。
時計塔とグラーツの街並み。近くの人の大きさと比べると、時計塔の大きさがわかる。
シュロスベルクの上からグラーツの街並みを見下ろす。良い天気。
かつての監獄は今やホールとして市民を楽しませている。
シュロスベルクへの道はいくつもあるが、時計塔の直下から階段がのびている。かなり急な階段なので、冬季は凍結のため通行できなくなる。
州庁舎とともに世界遺産でもある武器博物館。侵略からグラーツを守るための巨大な武器庫だった建物が、そのまま博物館になっている。
入り口に立つ大切なものを守っていない像。人気者。
近世ヨーロッパの武器がそのまま残っている。
カノン砲。昔遊んでいたCossacksを思い出した。

街歩きをするにはあまり暑く、歩き回って疲れてきたので休憩できる場所を探す。こういうときは、教会に助けを求めると良いらしい。

世界遺産グラーツ大聖堂。美しい建物の中を眺めながら、後ろの方で休憩する。

そろそろ時間的には夕方なので、グラーツの観光を終えて友人宅へ。5月のオーストリアは20時くらいまで明るいので、空の明るさをみて時間感覚がおかしくなる。

グラーツ駅からSバーンで移動。Sバーンは国鉄ではなく、シュタイアマルク州が運営している地方鉄道。国鉄と違うローカル線といっても、標準軌なので日本の鉄道車両より大きい。
ドイチュランツベルク駅。観光地ではなく、ただの田舎町である。
友人がお気に入りだというBlack and White man statue
このあたりの観光名所ドイチュランツベルク城。城はburgなので、ドイツ語でいうとBurg Deutschlandsberg。burgとbergの違いを覚えやすい。

田舎町なので遅くまで開いている店が少なく、さっそく困った。オーストリアっぽいものを食べたいと友人に注文したところ、街の食堂的なお店Mamarosaでヴィーナー・シュニッツェルをいただくことに。あまりにも肉が大きいので食べきれない。 オーストリアの食事は日本からすると一回の量がすさまじく多い。そして現地の人でも食べきれないらしく、シュニッツェルを容器に入れて持ち帰ることがよく行われるらしい。
オーストリアのビールは、赤、青、緑の3大メーカーが有名で、今回いただいたのは青のPUNTIGAMERだった。PUNTIGAMERはグラーツで作られており、グラーツ駅から醸造所までバスで行ける。

普通のヴィーナー・シュニッツェル。赤いのはケチャップではなくジャム。肉も大きければ、ポテトも多い。

次はグラーツからザルツブルク

オーストリア、ハンガリー巡見 (2/10) ウィーンからグラーツ

ゴールデンウィークにオーストリア南部の工業都市グラーツの近郊に住む友人を訪ねました。

  1. 羽田からウィーン
  2. ウィーンからグラーツ
  3. グラーツ
  4. グラーツからザルツブルク
  5. ザルツブルク
  6. ザルツブルクからブダペスト
  7. ブダペスト
  8. ブダペストからウィーン
  9. ウィーン
  10. ウィーンから羽田

ウィーンからグラーツへ

ウィーンの観光もほどほどに、友人の待つグラーツへ。

オーストリアの言語はドイツ語なのだけれど、ドイツのドイツ語とは結構違うところがある。たとえば、挨拶の言い回し。ドイツでは (朝) Guten Morgen, (昼) Guten Tag, (夜) Guten Abendであるところが、オーストリアはいつでもGrüß Gott (グリュースゴット) で済む。店員さんにはとりあえずGrüß Gottと言う。ありがとうはDankeでドイツと変わらない。

オーストリア国鉄ウィーン空港駅。オーストリア国鉄はÖBB (ウゥベーベー), ドイツ語でFlughafen (フルクハーフェン) は空港、Wien (ヴィーン)はウィーン。英語だとVienna Airport (ヴィエナ エアポート)。

ヨーロッパの鉄道には改札がない。切符をあらかじめ買っておいて、車掌が車内で確認する。切符を持っていなければ、罰金を払うことになる。
ウィーン空港駅は地下2階にプラットホームがあり、地下1階の通路に券売機がある。英語表示にできるので、出発駅と到着駅を選んでクレジットカードで決済すれば切符が出てくる。もちろん現金でも買える。
ここではウィーン空港からグラーツ駅までの2等車切符を購入した。日本は指定席と自由席の車両が分かれているが、オーストラリア国鉄では分かれていない。座席の上にカードホルダーがあり、そこに指定席カードが入っていれば指定席、入っていなければ自由席である。自分の指定席にほかの人が座っていたら、自分の席だから移動するように声をかえる。

まずは普通列車でウィーン中央駅を目指す。15分。

ウィーン近郊の長距離列車は2014年に開業したばかりのウィーン中央駅 (Wien Hauptbahnhof) を発着する。Hupt (ハウプト) が中央 bahn (バーン) が鉄道 hof (ホフ) が駅。Hauptbahnhofはhbfとも略される。似たような言葉としては、広場のplaz (プラッツ) と合わせてhauptplatzが中央広場というものがある。

特急列車のRailjetでグラーツへ。この列車はチェコ国鉄の運行でプラハ発、グラーツ行きだった。

ウィーン中央駅の次はマイドリンク駅 Wien Meidlingに停車する。こちらの方が古い駅なせいか、人がたくさん乗ってきた。そのほとんどが遠足か山登りの格好をしており、次のWiener Neustadt Hauptbahnhofで降りて行った。アルプスでピクニックを楽しむのだろう。

ここから先はアルプス越えの区間になる。実は、オーストリア国鉄のこの区間ゼメリンク鉄道は世界遺産でありながら現役で使われている。初めてアルプスを越えた鉄道であるというのがその理由だ。

ゼメリンク駅で停車中。時間があれば下りて橋脚の写真を撮りたかった。
完成は1854年。駅にはゼメリンク鉄道の設計者であるカール・リッター・フォン・ゲーガの記念碑がある。

アルプスを超えると徐々に街になっていく。ウィーンやザルツブルクと比べて日本ではあまり知られていないが、グラーツはそれなりに大きい都市である。建物ばかりになってきたと思っていたところで、終点グラーツ駅 Graz hbfに到着した。

シーメンス社の機関車がプラハからグラーツまで列車をひっぱってきた。客車のドアにある”2″は2等車という意味。その下の自転車のマークは、自転車用の乗降口である。欧州では自転車でそのまま列車に乗れる。
グラーツ駅にも寿司の文字があり、いきなり異国情緒を損なわれた。大きな街なだけあって、日本食の店は何軒もあった。

次はグラーツ

オーストリア、ハンガリー巡見 (1/10) 羽田からウィーン

ゴールデンウィークにオーストリア南部の工業都市グラーツの近郊に住む友人を訪ねました。

  1. 羽田からウィーン
  2. ウィーンからグラーツ
  3. グラーツ
  4. グラーツからザルツブルク
  5. ザルツブルク
  6. ザルツブルクからブダペスト
  7. ブダペスト
  8. ブダペストからウィーン
  9. ウィーン
  10. ウィーンから羽田

日本、羽田からオーストリア、ウィーン

羽田空港からルフトハンザB747でフランクフルト空港へ。大型連休の前日ということもあり、日本人の団体観光客でジャンボジェットが満員。

羽田空港国際線ターミナルには日産リーフの大きなポスターが掲示されていた。
ルフトハンザドイツ航空のB747.ジャンボジェットに乗るのは初めて。
フランクフルト空港で乗り継ぎ。ゆりかもめのようなシャトルでターミナル間を移動する。同じ便の日本人だらけ。

フランクフルト空港の入国審査に並んでいるのは日本人と中国人ばかりだった。EU市民は自動ゲートで通れるのがうらやましい。
入国審査官は6人ぐらいいただけれど、一人やけにテンションが高い人がいた。こいつが曲者で、日本から団体ツアーで来たおじさん、おばさんに What’s up? だとか How’s it going? だとか、雑談を振ってくる。英語に疎い日本人に答えらえるはずもなく、まごつくのをニヤニヤしながら見ている嫌な奴だった。ポルトガル行きのおばちゃんが、行き先を尋ねられて元気よく「ぽぉるとがあーる」と叫ぶも、「ポォルゥトガアルウ?」とからかうように返すのを何度か繰り返していた。ポルトガル団体ツアーの添乗員の方はポゥチョガルのような発音を予め教えてあげてほしい。アクセントは最初の「ぽぉ」だ。最後の「あーる」ではない。
自分の番になったら何か言ってやろうかと思っていたが、別の大人しそうな兄ちゃんに当たった。「ウィーンに一人で行くのか?」と聞いてくるので友人が待っているんだと答えた。入国審査官ってやつは雑談から不審者を探しているのだろうか。

フランクフルト空港はルフトハンザの看板がたくさん。
ウィーンには現地時刻23時過ぎに到着。空港から地下道を通ってホテルまで歩いた。

空港から歩いていけるホテルがほかにないようで、深夜着の旅行客がチェックインに流れ込んだ。1時間近く並んだ気がする。「すごく待っているんだから、さっさとチェックインさせろよ」と叫ぶおばちゃん二人がチェックインカウンタを妨害しなければ、もっと早く済んだかもしれない。そんな中でも車いすの方が来たら誰も文句を言わずに先に通したのは文化の違いを感じた。

MOXY Hotelのチェックインカウンター。バーも兼ねている。
部屋はずいぶんきれいでおしゃれ

次はウィーンからグラーツ

自然科学のなじみのない分野へ参入する足掛かり 高校理科の資料集がおすすめ

製造業で研究者をやっていると、思いもしない仕事をすることがある。大学・大学院で学んだこと、入社以来の専門とは異なった分野の業務に携わることになったとき、なじみのない分野で最低限の科学的知識を吸収する必要に迫られる。
土地勘もない分野では、どの本で勉強すればよいかもわからない。わかりやすい入門書はどのようにして手に入れるのが良いだろうか。
幸いなことに、自然科学の分野では高校生が使う理科の資料集が安価に手に入る。そのうえ分かりやすい。

フォトサイエンス (数研出版) 物理 化学 生物 地学
サイエンスビュー (実教出版) 化学 生物

高校生が卒業までに学ぶ程度の知識や概念すら持っていないと、専門家に質問することすらできない。高校の理科の教科書程度の知識はあるというなら、大学の初年次教育から学部教育向けに使われている教科書を読んでみよう。学びたい分野でどのような本を読むのが適切かを知るには、ある程度大きな大学の生協書籍部を訪れて、教科書コーナーをめぐるのが効率的だ。

たとえば、生物の知識が義務教育レベルの人が、ミトコンドリアって何?というような人が、生命科学系のことを学ぼうと思ったときに、間違ってもTHE CELLを手にとってはならない。時間の無駄だ。高校生物の資料集や、せめて大学教養教育の教科書を読む方が、学習者のためになる。

ところで、今の時代はネットで調べれば何でもわかるという人がいるが、この見方は間違っている。ネットで検索するには適切なキーワードを思いつく必要があるが、それには知識や概念が身についている必要がある。また、20年前ならいざ知らず、近年では広告目的で間違った内容を平気で書き連ねている上に検索上位に並ぶページが多い。現代のネット上では、正しい情報を見つけるだけで一苦労。それよりも、書店に1,000円払って本を買った方が楽だ。

高速道路の設計、工事

新東名

伊勢原JCT
東名上りから新東名上りのランプで、盛土の代わりに発泡スチロールが使われている。EPS工法というらしい。土よりも1/100程度の重量で、圧縮に耐える力は土と同じくらい。日本では1985年から使われている。2009年の地震で生じた東名高速の崩落個所を復旧するのにも使われている

発泡スチロールを使っている

松田町 中津川橋の設計

拡幅事例

中央道 トラス橋の3車線化

新東名 静岡区間で当初暫定2車線で着工、途中から3車線で施工して完成

新名神 将来の3車線化を見据えて設計、施工

電池性能の指標 面抵抗

騒がれている割に市場に出てこない全固体電池。ブレイクスルーっぽさを感じるニュースが定期的に出てくるけれど、その発見にはどのような価値があるのか。

最近、次のようなニュースが流れてきた。いわく、電極と固体電解質の界面で大きな抵抗が生じるのが問題だったが、界面抵抗を低減する方法を見つけたという。

東京工業大学物質理工学院の一杉太郎教授、日本工業大学の白木將教授および、産業技術総合研究所(産総研)物質計測標準研究部門の白澤徹郎主任研究員らによる研究グループは2018年11月、界面抵抗が極めて小さい高性能な全固体電池を実現するためには、界面における原子配列が、規則的であることがポイントになることを発見したと発表した。


全固体電池、界面の規則的原子配列が高性能の鍵
eetims 2018年11月27日

ここで見慣れない単位を見かけた。界面抵抗Ωcm2である。調べてみつと、界面での電位降下[V]を電流密度 [A/cm2]で割った単位だった。中学校の理科で勉強する電気抵抗Ωは、回路の大きさを考えていない。実際には、回路の電線が太くすれば電気抵抗は小さくなる。これは単位面積あたりに流れる電流が小さくなるためと考えればよい。すると、材料として電気を通しやすいか否かは電流が流れる面積を揃えてあげないと、公平な比較ができない。このため、単位面積で比較する界面抵抗という単位が用いられる。

界面抵抗を使った簡単な計算をしてみよう。たとえば、以下のような問題を考えてみる。

急速充電時の発熱を見積もるには、電極面積の値が必要である。接触抵抗率[Ω cm2] = 電圧 [V] / 電流密度 [A/cm2]をもとに、日産リーフの電池をモデルに考えてみよう。まず電池パックが2並列であることから、CHAdeMO規格50 kWの充電電流120 [A]は2並列に分かれるのでひとつのセル、電極には60 [A]が流れる。
電極面積はシート形状(261 mm×216 mm)からおよそ500 [cm2]と見積もれるので、電流密度は0.12 [A/cm2]と求まる。
接触抵抗率 5.5 [Ω cm2 = V / (A /cm2)] であれば、界面の電圧が0.66 [V]になるので、界面全体での消費電力は60 [A] * 0.66 [V] ~ 約40 [W]になる。ちなみに、40 [W]というと、オフィスの直管型蛍光灯1本の消費電力と同程度である。

ところで、60 [A]での充電というのは、どれほど電池にとって厳しいことをしているのだろうか。電池容量が1 [Ah]のものと1000 [Ah]のものがあったら、同じ60 [A]という電流値であっても電池にとってのキツさは異なる。そこで、所定の時間で完全に充放電できる電流値を比較の物差しにする。先ほどと同じく2018年現在のリーフの電池をモデルに考えてみよう。定格容量56.3 [Ah]なので、60 [A]なら約1時間で充放電される。1時間で完全に充放電される電流値が1Cといわれる値であり、電池容量に電流の大きさとしては普通の値である。この2倍、3倍、5倍、10倍というような電流値になると、電池にとって厳しいハイレート充電・放電という言われ方をする。

電池パック全体では300 [A]のような大電流で充電したとしても、並列回路で電流を分けたり、広い面積の電極をつかったりすれば、それほど高い電流密度になるわけではない。一方で、電池の大きさはできる限り小さくしたいという要望があるので、このバランスとして車載電池のスペックが決定される。

2018年11月

11月の走行距離は1270 kmでした。

電費は7.3 km/kWhで10月から0.3 km/kWh低下しました。暖房の使用頻度が上がって、消費電力が大きくなっています。

月額2,160円のZESP2に対して、ガソリン149 円/Lとして燃費87.5 km/Lと同等です。

急速充電 14回、普通充電は2回、急速充電1回あたりの走行距離は91 kmでした。