新型日産リーフ (2017)のWLTCモード航続距離

新型リーフが発表された2017年は、航続距離(燃費)がJC08モードで計測されています。電気自動車に限らず、ガソリン車でもJC08モードの燃費は甘々で、実際の燃費はカタログ値より2割ほど悪いと言われています。

新型リーフの航続距離については、私自身が納車日に269 km弱走ったほか、各種メディアでも検証されています

2018年10月から、燃費の基準が変わります。従来は各国が独自に基準をつくっていたのに対して、これから採用されるWLTC (Worldwide-harmonized Light vehicles Test Cycle) モードは国際的な基準です。市街地や高速道路といった走行条件違いでそれぞれ燃費を表示する点がおもしろいところです。

燃費の計測方法が変われば、当然ながら結果も変わります。それでは、新型リーフの航続距離はどのような表示になるのでしょうか?調べてみたところ、オーストリアではすでにWLTCモードの値が公表されているようです。なお、日本でプロパイロットを搭載している型は17インチホイールです。

・16インチホイール
415 km 市街地モード
285 km WLTCモード
・17インチホイール
389 km 市街地モード
270 km WLTCモード
INSIDEEVs

新型リーフの納車から半年ほど乗っていますが、WLTCモードの燃費は実際の値に近いと感じます。

余談ですが、航続距離測定をするのも一苦労のようです。

 


2019年1月11日追記

ZE1 2018年モデル (40kWh) と e+モデル (62 kWh) のWLTCモード航続距離が発表されていました。

40 kWh 322 km
62 kWh 458 km

40 kWhの航続距離は、うえで紹介したオーストリアの値より大きくなっています。その理由はおそらく日本のWLTCは超高速域 (Extra HIGH) を除いた条件で算出されているのに対して、オーストリアは欧州なのでExtra HIGHを含めた値になっているためと想像します。
Extra HIGHは時速120 kmで走行する条件ですので、日本の高速道路の制限速度 (新東名の一部でも110 km/h) を超えて高速走行するような条件です。

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