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新宿から扇沢(黒部ダム、立山)日帰り

リーフの弱点として、急速充電を繰り返すと電池温度が上がり、電池保護のため急速充電の出力が抑制されるという問題があります。今回は、旅程をうまく計画することで、電池温度の上昇を防ぎつつ長距離移動した例を報告します。


出発地点は東京との新宿駅付近、目的地は長野県の扇沢駅です。立山登山のため、大人4人とそれぞれの荷物を積載しています。基本的に高速道路を利用し、制限速度でプロパイロットを使用しています。エアコンは25度オートです。

出発前の準備として、普通充電で満充電にしています。新宿付近では普通充電が利用できる駐車場が複数あります。満充電かつ電池温度が気温程度まで下がっている状況でスタートすることで、急速充電をなるべく使わず、電池温度も上げない運用ができます。

新宿を出発して中央道を進むと、諏訪湖SAまでは余裕で到達できます。あまり飛ばすと空気抵抗が増えて電池の減りが早くなります。中央道は制限速度80 km/hなので、これを守っていれば十分です。諏訪湖SAで30分充電すれば、信濃大町の日産ディーラーまで到達できます。信濃大町から扇沢まで標高は上がりますが、水平距離は大してありません。帰りのことを考えると、先に急速充電しておくことで、黒部ダム・立山に行っている間に電池が冷却されることが期待できます。

満充電で新宿を出発し、諏訪湖SAと信濃大町で急速充電をした結果、およそ6時間で扇沢に到着しました。途中で30分ほどコンビニ休憩をしています。


帰りは扇沢到着から12時間以上たっているので、電池温度は十分に下がっていました。信濃大町で充電しておいたので、そのまま諏訪湖SAまで到達できました。ここで帰路1回目の急速充電です。車に表示される航続距離だと新宿まで行けるか微妙なところですが、実は諏訪湖SAから新宿まで到達できました。中央道は諏訪湖SAから八ヶ岳PAのあたりで標高1000 mまで登ります。ここから新宿へかけては基本的に下り道なので、あまり電池を消耗せずに走行することができます。

帰り道は5時間ほどで扇沢から新宿に戻ることができました。


新宿から扇沢までは、往復550 km、標高差1400 mほどです。そもそも日帰りするのは少し辛い距離ですが、充電のやり方によっては問題なく行って帰ってくることができます。

酷暑の夏、40 kWhリーフは一日の急速充電を2回までにしたい

日本各地で40度近い最高気温が報告される中、愛知から福島まで、一日で640 kmほど走ってきました。直面したのは、急速充電の出力抑制でした。リーフの走行用電池に強制冷却シスステムがないことに起因します。

高温時の急速充電出力抑制は、30度くらいから発動します。


出発地点は東名高速の音羽蒲郡IC。宿泊地の近くにファミリーマート豊川御油店の急速充電器があったので、前日のうちに88%まで充電しておきました。この時点での航続可能距離は243 kmと表示されていました。

愛知の気温は朝7時ですでに27度。エアコンは26度オート設定でかけっぱなしにしました。走行条件は基本的に制限速度でプロパイロットです。

東名高速から東海環状自動車道を経由し、中央道へ。ナビに促されるまま、長野県に入ってすぐの阿智PAで1回目の充電をしました。出発地点から150 km、標高920 mです。30分で22%から71%まで回復したのですが、すでに走行用電池の温度が40度を超えてしまいました。阿智の気温は10時ごろでも27度と涼しかったのですが。

さらに高速道路を北に進みます。次の充電は長野自動車道 姨捨SAです。阿智PAから140 kmほど、松本側から長野市側に山を越えた後の高い場所にあります。標高は620 mほど。SAの下には日本三大車窓に数えられる姨捨駅があり、SAからも千曲川沿いの美しい景色を眺めることができます。
標高が高いだけあって、正午ごろでも気温は29度でした。30分の急速充電で19%から56%へ回復。阿智PAでは49%分回復したのに、姨捨SAでは37%分しか回復していないことから、温度上昇によって充電器の出力抑制が始まっている気配を感じます。

姨捨SAからは上信越自動車道を通って新潟へ。途中、妙高SAで10分ほど継ぎ足し充電しました。急速充電では電池の温度が上昇するので、急速充電の回数は減らしたいところですが、すでに45度以上になっていました。外気温がいくら高いと言っても、40度は上回りません。そこで、充電時間を短くして、電池に負荷がかかりにくい走り方をすれば冷却されるのではないかと考えました。長野から新潟は基本的に下りになるので、高速走行といえども電池への負荷は小さいはずなので。

このような目論見が功を奏したのか分からないうちに、新潟の米山SAでの急速充電で電池温度が50度に達しました。リーフのインパネに表示される電池温度は数字が書かれていませんが、右側の赤い目盛り一本目が50度のラインと思われます。Leaf Spyで見ていると、3つある電池温度計のうちひとつが50度を超えたタイミングで、インパネの表示が変わりました。おそらく右端の赤い線は60度かそれより少し低い温度です。市販のリチウムイオン電池は許容上限温度が60度であることが多いので。

この後は北陸自動車道 栄PA磐越自動車道 阿賀野川SA磐越自動車道 西会津PA 磐越自動車道 磐梯山SA とSA巡りをする羽目になり、短時間の継ぎ足し充電を含めると一日で8回もの急速充電を経験することになりました。日本海側から標高570 mの磐梯山SA付近に向けて登りになるのに加えて、4回目以降は電池温度が常に50度以上になっていて、通常時の半分くらいしか充電できず、距離を走れないので急速充電の回数も増えるという悪循環でした。


結局、真夏に高速走行をして急速充電を繰り返すと、充電器の出力抑制が避けられません。使ったのはすべて高速道路によくある40 kWの充電器でしたが、1回目の充電に比べて、2回目には2割、3回目に5割、4回目には6割ほど出力抑制されました。6割も出力抑制されると、コンビニなどにある20 kWの充電器、いわゆる中速充電器と変わりません。

急速充電器の出力抑制は、リーフの車載コンピュータが電池温度を監視して、充電器に出力抑制を支持しています。出力抑制は急速充電器の方ではなく車の方に原因があるので、充電器を変えても問題は解決されません。逆に言うと、普段はあまり使わない20 kW中速充電器を、長距離移動する際には積極的に利用すると良いでしょう。最初から中速充電にしておけば電池温度は上がりませんし、電池温度が上がってしまっても、中速充電で十分車が許容するフルパワーを出せます。

電池の温度が一旦上がてしまうと、なかなか冷却されません。福島ではアクティブリゾーツ裏磐梯に宿泊したのですが、朝8時になっても電池温度が35度くらいありました。宿泊地は高原リゾートなので明け方の気温は20度を下回るほどだったのにも関わらずです。

急速充電の回数を減らすには、上で述べた中速充電に加えて、普通充電を活用することが有効です。観光施設や駐車場で普通充電設備を備えたところを選んで利用する。特に、長時間滞在する場合は普通充電でもそれなりの量の充電が可能です。さらに、普通充電では電池温度が全くと言っていいほど上昇しません。急速充電の出力抑制が入るような高温時には、普通充電中に電池温度は低下していくほどです。

今回の度では、アクティブリゾーツ裏磐梯で朝から普通充電をかけている間にホテルの目の前にある五色沼を散策していました。また、翌日の宿泊地が仙台だったので、仙台市内の普通充電設備がある駐車場を探したところ、ホテルに近い駐車場でかつ夜通し普通充電できる場所が何カ所かありました。


福島の翌日に泊まった仙台では、寝ている間に普通充電で100%まで回復しました。車の外気温計40度という表示になるくらいには暑い日でしたが、ホテルを出る前に乗る前エアコンを起動していたおかげで車内は冷えていました。

仙台から帰る道は、これまで走ったことがない常磐道にしました。仙台から神奈川までは400 km強。途中の充電スポットはナビにおまかせ。フル充電のリーフは下道を300 km近く走れるので、飛ばさなければ高速走行しても200 km以上走れます。仙台から200 km近く離れた常磐自動車道 中郷SAでようやく一回目の急速充電。一回目の急速充電はまだ電池温度が上がっていないので、走行距離120 km分くらいが充電されます。おかげで次の急速充電をしたのが常磐自動車道 守谷SAというほぼ東京の入り口のところにまで来ました。守谷SAで充電すると、今度はもう神奈川県まで帰れます。

この旅の経験をまとめると、以下のようになります。

  • 真夏の急速充電は一日あたり可能なら2回まで、できれば3回までになるように旅程を立てる。
  • 長距離走行する場合は、前日までにできるだけ満充電に近づけて、かつ走行用電池の温度を下げておく。

日産のblogでも同様の内容が紹介されているので、オーナーの方は参考にしてください。

一日で600 km走るよ!という場合はどうしようもありませんが、一日の移動距離が400 kmくらいまでなら、40 kWhリーフでもそこまで困りはしないと感じました。

リーフで行く夏至の大弛峠、金峰山

山梨県と長野県を隔てる奥秩父山塊にそびえる金峰山。その登山口のひとつ、大弛峠は自動車で通行できる国内最高所の峠で、標高が2360 mもあります。

標高が高いところにEVで登るのは挑戦的です。調べってみると、初代リーフやiMiEVで大弛峠を登った報告がありました。リーフはともかく、より電池容量が小さいiMiEVでも登れるものかと感心しました。

翻ってこちらは初代の2倍近い40 kWhの電池を搭載した2代目リーフ。今回は金峰山への登山が目的なので、大人4名と登山装備で300 kgくらいは乗っていたでしょうが、電欠の不安なく登ってきました。

東京の友人たちと合流するため、まずは新宿へ。待ち時間の間に90%くらいまで充電しました。深夜だったので急速充電スポットはどこも空いていました。

初台から首都高に乗り、中央道で一宮御坂ICを目指します。山梨県は道の駅やコンビニなどに多くの急速充電器がありますが、その出力は高くありません。大弛峠へのアプローチを考えると、経路上ならファミリーマート塩山小屋敷店 (20 kW)、経路に近いところでは道の駅 花かげの郷まきおか (30 kW)日産プリンス山梨販売(株) 笛吹石和店 (44 kW)が24時間営業の急速充電器として挙げられます。今回は出力の高い日産プリンスの急速充電器を使いました。

山梨で急速充電をする前で充電率50%くらい、充電後が85%くらいでした。山道に入ると充電スポットなどないので、これで上まで行かなければなりません。ただ、前に述べたように、2代目リーフの電池容量は初代の2倍近く、まず間違いなく登り切れます。

あいにくの天気でデフロスタを使用していましたが、何事もなく大弛峠まで到達しました。山梨での充電から、充電率にして40%程度の電力を消費しました。結果的には山梨で充電しなくても峠まで来られましたが、そこは安心のため充電しておいた方がいいでしょう。

大弛峠に到着したの午前4時過ぎ。ちょうど夏至のあたりだったこともあり、空が妖しい紫色に染まっていました。

 

駐車場の近くには有料の公衆トイレがあります。トイレのあたりからは南側が見えて、まだ上の方が白い南アルプスも朝焼けに染まっていました。

大弛峠のあたりは北側の展望が開けていません。登山道を1時間ほど歩いた朝日岳まで来ると、360度の大展望が開けます。

樹林帯の中を歩いているうちに日の出を迎えました。

南側が開けている場所は所々あります。雲海に浮かぶ富士山は荘厳です。

朝日岳の東にある岩場は素晴らしい開放感が味わえます。ここからの眺望は何物にも阻まれません。

朝日岳の頂上にはベンチがあって一休みできます。西側の岩場からは金峰山がよく見えます。五丈石が特徴的で、すぐにわかります。奥に見えるのは南アルプス。鳳凰三山に登ったのが2年前です。

ここまで南側の景色ばかりでしがた、北側の景色もなかなかです。遠くに見えているのは浅間山でしょうか。

金峰山の手前で登山道が90度曲がる場所があります。間に高い山がないので、八ヶ岳の姿がよく見えます。昨年、赤岳に登った際は雲に覆われて何も見えませんでしたが、雲がなければ向こうから金峰山も見えたことでしょう。

ここから金峰山山頂まではなだらかな道が続きます。やや風が強い。

八ヶ岳の手前に見えるのが瑞牆山です。瑞牆山に登った日も天気が悪かった・・・。

歩きやすくて景色の良い道を行きます。

大きな岩場を抜けると山頂の標識があります。前を行く人についていったらやたら難易度が高いと思ったら、正規のルートが別にありました。目印の赤丸あるのに。

五丈石と富士山。午前8時を回って、そろそろ天気が悪くなってきました。

瑞牆山荘の方から登る方はこちらのコースをたどります。結構険しそう。展望は最高で、こちらからは中央アルプス、北アルプスまで見えます。

金峰山荘までは下る必要があるので帰りが億劫ですが、トイレはあそこまで行かないとありません。

金峰山荘で食事休憩をとって、同じ経路で大弛峠まで戻りました。大弛峠から東側に15分ほどいくと夢の庭園という場所があります。そこからの景色がこちら。木道がしっかり整備されているので、登山装備がなくても登って来られそうです。

さっきまでいたはずの金峰山が小さく見えます。そして、くっきり見えていた南アルプスが雲にのまれました。セーフ。

夢の庭園までの道のりにある、手のような形をした木

2018年6月

6月の走行距離は992 kmでした。

電費は7.4 km/kWhで5月より悪化しました。非常に暑く、冷房の消費電力が多きなったこと、山に登ったので高速走行と上り坂のために電力を多く消費したためと考えています。

月額2,000円のZESP2に対して、ガソリン146 円/Lとして燃費72.6 km/Lと同等です。

急速充電 12回、普通充電は0回、急速充電1回あたりの走行距離は83 kmでした。

化学系のための覚えておきたいExcel操作

夜更けまでマイクロピペットを振り回す実験第一主義の化学者にもデータ処理の時間はやってきます。データ処理に使うソフトはきっとエクセル。それなのに、エクセルの使い方を調べても会計や在庫管理の話ばかり。それもそのはず、ほとんどのユーザーはビジネスに使っているのだから。

ワード、エクセル、パワーポイントが理系大学生のマストアイテムになっているにも関わらず、使い方を教わる機会はほとんどありません。大学の授業に演習があるか、配属された研究室の先輩や先生に教わるか。化学系の人は情報系に疎い場合もあり、知っていれば便利な機能を知らずに気合でどうにかしてもらうことも。それじゃあ悲しいので、私が研究に使う機能をまとめようと思います。

エクセル編

書いてあることがよくわからなかったら、まずは書いてある通りに手を動かしてみよう。使っているうちにわかる。

・キー操作、ショートカット

マウスでの操作は簡単で直感的だが、いちいちメニューを何回もクリックしたり、興味があるセルにカーソルを移動させるために机の上で腕を大きく動かさないといけない。これに対して、キー操作なら曖昧さのない操作をほとんど腕を動かさずにできる。エクセルを仕事で使うなら、キー操作に慣れるべきである。

一般に、xx + yyという表現を、xxキーとyyキーを同時に押すという意味で用いる。なお、Ctrl, Shift, Altキーについては押す順番を問わないので、順番に押していけばよい。文字のキーは、Ctrlキーなどを押した後に押すこと。

Ctrl + F

検索と置換ボックスの検索タブを開く。検索ボックスに語句を入力すれば、シート全体から一致する箇所をピックアップしてくれる。
コンピュータ上のデータはコンピュータに探させればいい。目で追っていくのは愚かだ。このページの文章についても、検索をつかって効率的に欲しい情報を見つけてほしい。

Ctrl + HまたはCtrl + F > 置換

検索と置換ボックスの置換タブを開く。
ある語句をある語句で置き換えたいとき、セルをひとつずつ探しているのは効率が悪い。置換タブで検索語と置換語を指定すれば、自動で置き換えられる。
「すべて置換」を押すと条件に合う検索語はすべて置換される。検索でひっかかったセルを確認しながら置換を行いたいときは、置換していい場合に「置換」置換したくない場合に「次を検索」を押せばいい。

Enter

下隣のセルに移動する。
Shift + Enterなら上隣のセルに移動する。

Tab

右隣のセルに移動する。
Tabを押して移動したセルに値を入力し、さらにTabを押して右隣に移動することができる。この状態でEnterを押すと、最初にTabキーで移動し始めたセルの下隣りのセルに移動する。
ノートの手書きの数字をエクセルに入力する際に便利。
Shift + Tabなら左隣のセルに移動する。

PageUp, PageDwon

画面1ページ分だけ上または下に移動する。
長い配列のデータを見ながら移動したいときに画面の移動の仕方が見やすい。

Ctrl + 矢印キー

もともと選択されていたセルの隣が空欄なら、矢印方向の値が入っているセルに飛ぶ。
もともと選択されていたセルの隣が空欄でないなら、矢印方向の値が入っている連続した配列の最後に飛ぶ。

Shift + 矢印キー

選択されていたセルから、矢印方向に選択範囲が広がる。複数のセルを選択したいときに使う。
マウスで選ぶのよりも早くて正確。

Ctrl + Shift + 矢印キー

選択したセルから連続する値が入った領域の最後まですべて選択する。
マウスで選ぶのよりも早くて正確。

Ctrl + A

全選択。値が入っているセルを選択している場合、連続する値が入っている領域をすべて選択する。一見Ctrl + Shift + 矢印キーより便利そうだが、サンプル名やデータラベルなどの文字列もすべて選択するので、装置が出したファイルの配列のうち、一部のみを選択したいときには少し使いづらい。
なんでもいいから全部選択したいときはとても便利。

応用例: スペクトルデータの全選択

スペクトルの測定データはたいてい数値が一列に並んだデータ形式になっている。
装置が吐き出したcsvなどのファイルをデータ処理用のエクセルファイルにコピペすることを考える。
スペクトルの先頭のセルを選択して、Ctrl + Shift + 下矢印キーでまず列方向のデータを全選択する。さらにCtrlを押し続けたまま、Ctrl + Shift + 右矢印キーで選択範囲を複数列に広げる。
複数列のデータを選択するのに、マウスで列のラベル(A列、B列と書かれているところ)を押せばいいのだけれど、列選択は列を丸ごとコピーするときにしか使えない。コピー先のシートの先頭行にサンプル名を入れたりするとコピペできないというトラブルにつながる。したがって、必要なセルだけを選択するこの方法が良い。

Ctrl + C

選択したセルをコピーする。最も有名なショートカットかもしれない。このとき、セルの値だけでなく、セルの色や枠といった書式についてもコピーされていることに注意する。

Ctrl + V

コピーしたものをペーストする。コピー元のセルが数式だったり、色や枠付だったりすると、丸ごとペーストされる。数式がコピーされることを認識していないと、相対参照がズレてエラーになることがある。
エクセル以外からコピーすることもできる。数値、文字列、なんでもござれ。

Ctrl + Alt + V

コピーしたものを、形式を選択してペーストする。値だけ、数式だけ、書式だけといったコピペが可能なので、意外と重宝する。
特に、値だけコピペはよく使うことになるだろう。たとえば、Googleで「ボルツマン定数」を検索すると、文字サイズの書式情報が付いた数値が表示される。そのままコピペすると大きな文字がセルに入るので、「テキストとして貼り付け」を行う。まあ、このときは「=」を入力したあとにCtrl + Vでもいいのだけれど。
他には、別のシートで計算した結果の値だけを入力したいとき、他人に見せるために色や枠を丁寧に設定した表を作るときにも使える。

F4

相対参照と絶対参照を入れ替える。F4を押すたびに、行列両方絶対参照、行だけ絶対参照、列だけ絶対参照、行列両方相対参照と変わる。
エクセルでセルに数式をつくったとき、どこのセルの値を参照するかは相対位置で決まっている。これを相対参照といい、セルの中には「=C3」のように記入されている。一方で、計算に使う定数のように、とあると値を複数のセルから同じように参照したいときがある。このときは数式をコピペしても、セル番地が変わらないような参照方法である絶対参照を用いる。絶対参照をするには、固定したい行または列に$マークをつける。A1セルに絶対参照したければ、「=$A$1」と入力する。これをいちいちセルをクリックして文字列を修正するのは面倒なので、F4キーを押してやればいい。

応用例: モル吸光係数の算出

モル吸光係数は、光路長1 cmの吸光度をモル濃度で割ることで求められる。吸収スペクトルのデータからモル吸光スペクトルのデータを算出するには、「=[吸光度のセル]/[モル濃度のセル]」とセルに入力すればよい。
ここで、試料のモル濃度をB1セル、試料の吸光度がB2セルからB100セルに入っている場合を考えよう。まず、C2セルに「=B2/$B$1」と入力する。C2セルを選択した状態でセル右下の黒四角をダブルクリックして、オートフィル機能を使う。すると、C2セルに入力した数式と同じような数式が自動で入力され、C2からC100セルにモル吸光係数のスペクトルが計算される。
さらに、複数の試料のデータがある場合を考えよう。サンプルXのモル濃度がB1セル、吸光度がB2セルからB100セルに入っており、サンプルYのモル濃度がC1セル、吸光度がC2セルからC100セルに入っているとする。まず、D2セルに「=B2/B$1」と入力する。B$1のBには$がついていないので、行は絶対参照で列は相対参照になっている。D2セルをコピーしてE2セルにペーストすると「=C2/C$1」になる。D2セルとE2セルを選択した状態で、オートフィルを使うと、B列からD列へ、C列からD列へ、計算する式ができる。

F6, F7, F8, F9, F10

日本語を打つ時のように全角モードで入力している際に、ファンクションキーを押すと文字の種類を変えられる。
F6はひらがな、F7はカタカナ、F8は半角カタカナ、F9は全角アルファベット、F10は半角アルファベット。F7とF10はよく使うと思う。会社のルールなどのくだらない理由で半角カナや全角アルファベットの入力強いられた場合は、F8やF9を思い出してほしい。

F1

ヘルプの表示。F1でヘルプは多くのソフトで共通の挙動。
周囲にコンピュータに詳しい人が居ない場合、こんなことができないかな、と思ったら、ヘルプを見るかGoogleで検索すると、案外解決する。

Ctrl + N

新しいまっさらなファイルをつくる。

Ctrl + WまたはAlt + F4

開いているファイルを閉じる。

Ctrl + S

上書き保存。まだ保存されていないファイルは名前を付けて保存ダイアログがでる。
PCがフリーズしてデータが飛ぶと悲しいので、こまめにCtrl + Sで保存する習慣をつけよう。

Ctrl + O

ファイルを開く。
csvをインポートするときに、Ctrl + Oでファイルを開くダイアログを出して、データの入っているフォルダを開いて、Ctrl + Aでまとめて選択して開くと楽かもしれない。

Ctrl + B

太字にする。

Ctrl + I

斜字にする。

・簡単な計算

四則演算

数値セルと数値セルの間で計算式をつくればいいだけ。
セルの先頭に「=」を入力して、そのあとに数式を続ける。
計算記号は演算子と呼ばれる。足し算は「+」、引き算は「-」、掛け算は「*」、割り算は「/」を用いる。

指数、対数

指数の演算子について、べき乗は「^」を用いる。
特に、自然指数関数の場合はexp関数を使い、「=exp()」の()の中に式(引数)を入れる。

対数の場合は、log関数を用いる。
特に、常用の対数のためにLOG10関数、自然対数のためにLN関数がある。

文字列の結合

異なるセル間の文字列を結合した文字列をつくるには、計算の演算子と同じように「&」でセルや文字をつないでやればよい。
たとえば、A1セルに「サンプル」という文字列、A2セルに「1」という数字が入っているときに、「=A1&A2」という式をつくると、「サンプル1」という文字列が出る。数字が自動で文字列になっている。
数式では数字を直接入力できるが、文字列は””で囲んだ部分が文字列として認識される。上の例でいうと、「=A1&”#”&A2」という式にすると、「サンプル#1」という文字列が出る。

応用例 グラフの系列名を実験条件から生成する

文字列の結合を使うと便利なのが、グラフに凡例を表示する場合である。凡例にデータの系列名を表示させるとき、サンプル名や測定条件を系列名にすることが多いだろう。あとからデータ処理をすることを考えると、試料名、試料の作成条件、測定条件、測定番号などを別々の行なり列なりに入れておくべきである。一方で、グラフに表示させる系列名としては、これらの情報をまとめて表示させたいものである。そこで、系列名用にセルを空けておき、そのセルに文字列の結合をつかって試料名などの情報をまとめた文字列を生成するとよい。いったん文字列を結合する式を作ってしまえば、あとはコピペでよいので、たくさんの試料を測定する際にはかえって楽になる。統一されたスタイルで系列名をつくれて、かつ後から修正する際も容易である。

たとえば、系列名のセルに「フルオレセイン 励起波長488 nm」と書かれていたとする。同じ条件でフルオレセインイソチオシアネートを測定した場合は、系列名をコピペした後にセルを選択して、「フルオレセイン」を「フルオレセインイソチオシアネート」に書き換えなければならない。
さらに、あとから「励起波長」を「Ex.」に書き換えたいと思ったら、いちいちセルの中身を書き換えるか、検索と置換ダイアログを使って置換をする必要がある。
ここでもし系列名のセルが「=[試料名のセル]&” 励起波長”&[励起波長のセル]&” nm”」と書かれていれば、セルの式を「=[試料名のセル]&” Ex.”&[励起波長のセル]&” nm”」に書き換えてコピペするだけですべてのサンプルの系列名を容易に修正することができる。

余談だが、文字列の結合は文字列の分解よりもはるかに容易である。姓と名が別のセルに入っているところからフルネームを算出するのは簡単だが、その逆はどこで姓と名が切れるのかコンピュータには判断が難しい。このようなデータ処理の性質を認識したおくと、コンピュータを使って仕事の効率を上げるのに役立つ。

・関数

SUM, PRODUCT

MAX, MIN

Average, STDEV

VLOOKUP

INDEX, MATCH

IF

SUMIF

COUNT, COUNTA

COUNTIF

 

LINEST

 

・データ分析

・VBA

関連情報

化学工学会 Excelで解く化学工学10大モデル

新型日産リーフ (2017)のWLTCモード航続距離

新型リーフが発表された2017年は、航続距離(燃費)がJC08モードで計測されています。電気自動車に限らず、ガソリン車でもJC08モードの燃費は甘々で、実際の燃費はカタログ値より2割ほど悪いと言われています。

新型リーフの航続距離については、私自身が納車日に269 km弱走ったほか、各種メディアでも検証されています

2018年10月から、燃費の基準が変わります。従来は各国が独自に基準をつくっていたのに対して、これから採用されるWLTC (Worldwide-harmonized Light vehicles Test Cycle) モードは国際的な基準です。市街地や高速道路といった走行条件違いでそれぞれ燃費を表示する点がおもしろいところです。

燃費の計測方法が変われば、当然ながら結果も変わります。それでは、新型リーフの航続距離はどのような表示になるのでしょうか?調べてみたところ、オーストリアではすでにWLTCモードの値が公表されているようです。なお、日本でプロパイロットを搭載している型は17インチホイールです。

・16インチホイール
415 km 市街地モード
285 km WLTCモード
・17インチホイール
389 km 市街地モード
270 km WLTCモード
INSIDEEVs

新型リーフの納車から半年ほど乗っていますが、WLTCモードの燃費は実際の値に近いと感じます。

余談ですが、航続距離測定をするのも一苦労のようです。

日産リーフの急速充電速度低下 高温の場合

6月だというのに梅雨が明けてしまいました。関東は連日の真夏日です。これだけ暑いと、リーフの電池温度も高止まりしてしまいます。そのため、電池劣化が進むこと、そして急速充電で充電できる電気量が小さくなることが問題になりそうです。

初代リーフでは低温時(10℃くらい)に急速充電速度低下が大きく、高温時(30℃くらい)はむしろ急速充電が早く進みました。これは、初代リーフの電池の温度上昇によって内部抵抗が低下し、定電流充電モードから定電圧充電モードに移行する充電率が大きくなるためと理解できます。

一方、その後の改良された電池を搭載するリーフは、低温でも内部抵抗が小さく、定電流モードでの充電が広い充電率範囲で可能になっています。すると、今度は高温時の充電速度低下が問題となります。

一般論として、高温になるほど化学反応は進行しやすくなります。電池でいうと、理想的な充放電反応ではなく、電池の劣化につながるような副反応も起こりやすくなってしまいます。したがって、電池の温度は必要以上に上げたくないのですが、充電時には電流が流れるので熱が発生してしまうのを避けられません。リーフに限らず、電気自動車の走行用電池を急速充電する際には、電池の温度が上がりすぎないように、充電電流を抑制する機構が動作するようになっています。

ユーザーとして気になるのが、電池の温度がどの程度になると急速充電に抑制が入るのかという点です。LeafSpyのデータを見ていると、2017年に登場した新型リーフの電池は35℃あたりから抑制が入るようです。秋から春にかけての外気温が30℃に満たないような季節であれば、急速充電後に高速運転を続けてすぐ急速充電をするくらいの負荷で電池温度が35℃に達しました。ところが、最近は外気温が30℃を上回っているので、日中のリーフの電池は充電や走行をする前から35℃ちかい高温になっています。ここから急速充電や高速走行をしようものなら、すぐに充電電流の抑制がかかる温度に到達してしまいます。

具体的には、外気温が32℃の夕方に日産ディーラーの急速充電器で充電したところ、涼しい季節は107A流れるところが、95Aしか流れませんでした。30分の充電でも通常は容量の53%程度が充電されるのに対して、45%しか充電されませんでした。温度上昇によって、急速充電で充電できる電気量が1割強低下したことになります。

長時間の高速走行が必要な長距離移動の際には、このような高温時の充電電流低下が問題になるかもしれません。ユーザーとしては、可能なら普通充電で温度を上げずに涼しい夜の間に満充電にしておいて、日中の急速充電回数を極力減らすといった対策が必要でしょう。私は家で充電できないので、前日のうちに充電を済ませておくことにします。


気温が40℃近い状況だと、連続走行かつ急速充電は一日2回か3回になるように旅程を組んだ方が良さそうです。

GoogleフォームとGASでつくる同報メール送信システム

特定のグループのメンバー全員に連絡をしたいことがあったときに、いちいち名簿を見て誰がメンバーだったかを確認するのは面倒です。さらに、複数のグループや個人が入り乱れて使用する部屋の使用者全員に連絡したいときは、より面倒が増します。そこで、Googleフォームから宛先のグループを選択すれば名簿からメールアドレスを取得して、該当者にメールを送ってくれるシステムをつくってみました。

仕事の効率化のためにプログラミングを勉強しはじめたというレベルなので、動けばよいくらいの適当なコードです。

Googleフォームでの準備

以下のようなフォームを作成する。送信者のメールアドレス、宛先、メールのタイトル、メールの本文という順番を前提として後述のプログラムを作成した。

Googleスプレッドシートでの準備

フォームの回答が保存されるスプレッドシートを用意する。フォームの編集画面から、「回答」タブを開くとスプレッドシートへのリンクが出てくる。

フォームの回答が保存されているスプレッドシートに、グループの名簿(groupシート)と部屋使用者の名簿(roomシート)を作成する。シートの構成は、1行目にグループ名や部屋名、2行目以降にグループ名か個人のメールアドレス。1列目に説明、2列目以降に中身。フォームからの回答が記録されるシートの名前はanswerに変更する。このあたりはコードの対応が取れていればいいのでお好みで。

スプレッドシートのメニューからスクリプトエディタを開き、以下のコードをコピペ。トリガーにフォームの値送信時を設定する。コードの中のスプレッドシートのidを変更する。

function sendmail() {
  var file = SpreadsheetApp.openById("スプレッドシートのid");
  var answer_sheet = file.getSheetByName('answer');
  var group_sheet = file.getSheetByName('group');
  var room_sheet = file.getSheetByName('room');
  
  //フォームに入力された値を読み取る
  var rowtoread=answer_sheet.getDataRange().getLastRow(); //フォームの回答が記入された行を求める
  var answer = answer_sheet.getRange(rowtoread,2,1,4).getValues(); //フォームの回答を取得
    
  var sendfrom = answer[0][0];
  var sendto = answer[0][1];
  var title = answer[0][2];
  var message = answer[0][3];
  
  //グループのアドレスリストを入手する
  var groupnum = group_sheet.getDataRange().getLastColumn()-1; //グループ数を取得
  var grouplist = group_sheet.getRange(1,2,1,groupnum).getValues(); //グループ名のリストを取得
  
  var group_lastrow = group_sheet.getDataRange().getLastRow();
  
  //宛先がGroupの場合。宛先リストにメールアドレスを追加する。
  var sendtolist = [];
  appendfromgroup(sendto, sendtolist, group_sheet, groupnum, group_lastrow);

  var roomnum = room_sheet.getDataRange().getLastColumn()-1; //room数を取得
  var roomlist = room_sheet.getRange(1,2,1,roomnum).getValues(); //room名のリストを取得
 
  var room_lastrow = room_sheet.getDataRange().getLastRow();

  //roomシートのroom構成員を宛先にいれる。
  for(var k = 2; k <= roomnum + 1; k++) {
    if(sendto === room_sheet.getRange(1,k).getValue()) {

      for(var l = 2; l <= room_lastrow; l++) {
        //roomの構成員がgroupの場合
        var temp = room_sheet.getRange(l,k).getValue();
        if (grouplist[0].indexOf(temp) > -1){
        appendfromgroup(temp, sendtolist, group_sheet, groupnum, group_lastrow);
        }
        //roomの構成員がgroupでない場合、メールアドレスが入力されていると判定
        else{
          sendtolist.push(temp);
        }
        }
      }
    }
    
  //重複をのぞく
  var sendtolist_true = sendtolist.filter(function (x, i, self) {
            return self.indexOf(x) === i;
        });
        
  //メール本文の修正
  message = "宛先: " + sendto + "\n送信者: " + sendfrom + "\n\n" + message;
        
  //メール送信
  MailApp.sendEmail(
      sendtolist_true, //toアドレス
      title,  //メールタイトル
      message, //本文
      {
        from: sendfrom, //fromアドレス
        cc: sendfrom, //送信依頼者にccで送る
        name: "同報メール送信フォーム" //差出人
      }
    ); 
}

function appendfromgroup(sendto, sendtolist, group_sheet, groupnum, group_lastrow){
  //宛先リストに該当するメールアドレスを追加する
  i = 0;
  for(var i = 2; i <= groupnum + 1; i++) {
    if(sendto === group_sheet.getRange(1,i).getValue()) {
      for(var j = 2; j <= group_lastrow; j++) {
        sendtolist.push(group_sheet.getRange(j,i).getValue());
      }
    }
  }
  return sendtolist;
}

2018年5月

5月の走行距離は505 kmでした。

電費は7.8 km/kWhで4月より悪化しました。暑くなって冷房を使うようになったのが原因でしょう。

月額2,000円のZESP2に対して、ガソリン141 円/Lとして燃費35.7 km/Lと同等です。

急速充電 4回、普通充電は0回、急速充電1回あたりの走行距離は126 kmでした。

カメラをリュックに固定する器具

登山のように不安定な足場で全身運動するときに、大きなカメラを持って歩くのは大変です。片手をふさぐのは大問題ですし、固定せずに首から下げていると重心がブレて危険です。一方で、カメラをリュックの中に収納してしまうと、シャッターチャンスを逃してしまいます。

対策としてよく行われているのが、リュックやベルトにカメラを固定する器具を使用することです。私はpeak designクリップcp-2パッドpp-1を使用しています。ちなみに、クリップはすでに新型が出ているようです。このクリップはカメラをどの向きにも固定することできるので、レンズが右手側を向くようにセットすれば腕を前にあげてもぶつかりません。

他にも似たような器具はいろいろあるようで、レビューを探していけば自分になったものが見つかるでしょう。たとえば三脚装着が可能になったカメラホルダー。コットンキャリアG3ストラップショットレビューとか。